変数とは
変数とは、値を保持しておくための箱のようなものです。
まずは例をあげて説明していきます。
以下ではログを出力しながら解説していきます。
ログ出力について詳しく知りたい方は、以下の入門コースの解説をご覧ください。
変数の基本
オンラインエディタ を開き、次のコードを記述してください。
function setup() { createCanvas(400, 400); let x = 100; console.log(x); } function draw() { background(220); }
コードを実行すると、コンソールに 100 と出力されたと思います。
コードを解説します。
let x = 100; console.log(x);
この部分で、変数 x
を宣言し、値として100を代入しています。
そして、変数 x
の値をログ出力しています。
値を保持するための箱として変数を用意することを、宣言するといいます。
そして、変数に値を入れることを代入するといいます。
let x = 100;
この1行で、変数 x
を宣言し、値として100を代入することを意味しています。
変数の宣言には let という構文を使います。
変数は宣言だけしておいて、あとで値を代入することもできます。
例えば、次のように書くこともできます。
let x; x = 100;
変数は値を何度も代入し直すことができます。
例えば、
let x; x = 100; console.log(x); x = 200; console.log(x);
上記のコードを実行すると、100 と 200 がログ出力されます。
変数のスコープについて
変数のスコープについて知っておく必要があります。
変数のスコープとは、変数の有効範囲のことです。
例えば、次のコードはエラーとなります。
function setup() { createCanvas(400, 400); let x = 100; console.log(x); } function draw() { background(220); console.log(x); //エラー }
setup
関数で宣言した変数 x
を、draw
関数でも利用しようとしています。
しかし、これはエラーとなります。
変数は宣言された関数の内部でしか利用できないのです。
このことを、変数のスコープが関数の内部に制限されているといいます。
グローバル変数
しかし、setup
関数でもdraw
関数でも同じ変数を利用したいケースがあります。
その場合、次のように書くことができます。
let x = 100; function setup() { createCanvas(400, 400); console.log(x); } function draw() { background(220); console.log(x); }
関数外で宣言した変数は、どの関数からでも使用することができます。
このような変数を グローバル変数 といいます。